次に目が覚めた時、理恵ちゃんはもうベッドにいない。だいぶ良くなったからベッドからおりて、なんか食い物探そうとしている時、変なものが目に入った。
昨日、いや、あれはおとといの事件の時の写真、北海道に泊まっていた俺の部屋にいる俺と理香ちゃんとの抱いている、いや、正確には理香ちゃんが俺を無理やりに抱いている写真が何枚もテーブルに置いている。
理恵。
「兄ちゃん、おはよう。」
理恵。
何もなかったみたいに、理恵ちゃんがテーブルの椅子に座って、それしか言わなくて、テレビを見始めた。
「理恵…ちゃん。」
「少しビックリしたよ。」
それを言いながら、ちっとも俺のことを見てくれなかった。
「そんなはずじゃなかったとか言い出したりしてたが、あきらめた。やっぱ、兄ちゃんが理香さんのこと好きだったんだなって。」
「理恵ちゃん、俺…」
「少し、我慢してくれる?もう少し、卒業するから、それまで理恵のこと放さないでくれる。」
それは俺をビックリさせた。理恵ちゃんにもそんなとこあるんだな。
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