翌日、職場からの帰り
「ただいま。」
理恵はパソコンで何かをやっている。勉強かな。ま、知らない。
「お帰り、兄ちゃん。」
ムカついたことに、理恵ちゃんはパソコンを見ているままそれを言っていた。ま、いいか。にしても、今日熱いな。もう9月なのに。
「そうだ、兄ちゃん。明日、帰るのはちょっと遅いかも。先生に頼まれちゃってさ。」
今度、ムカついたことに、冷蔵庫の中からものを出しているまま話していた。
「お前何やってんの?」
その言い方ないんじゃないかな、俺。
「あ、晩御飯作るかなあと思って。勉強に夢中すぎて、もうこんな時間になったなんて。」
やっと振り向いてくれた。
待てよ。え、こんな時間まだ食べてないの。
思わず、本当に思わずなんだから、俺が携帯電話に番号を押して、電話をかけ始めた。
1分後、電話を切った。
「止せ、理恵ちゃん。もう注文した、ピザを。」
はっきり聞いてないけど、間違いなく、「へ?」って
これはただ他の人に妻を食わせないように見えたくないからそうしてあげた。勘違いはするな。
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